香川&乾の“ゴールデンコンビ”が先発現地時間2日に行われるロシア・ワールドカップ・ラウンド16のベルギー戦に臨む日本代表のスターティングメンバーが発表された。
日本は、28日に行われたグループリーグ最終戦のポーランド戦を0-1で落としたものの、コロンビアがセネガルに勝利したため、フェアプレーポイントの差で決勝トーナメント進出を決めた。2大会ぶり3度目のラウンド16はFIFAランク3位の強豪、ベルギーと対戦することになった。
西野朗監督はポーランド戦で先発6人を入れ替えた。「ターンオーバーしても十分に戦える手応えはあった。確かに休ませた部分はありますけど、チーム力に差があるとは思っていませんし、トーナメントに入ってフレッシュな戦いができるようなメンバー選考だった」と言及したが、内容面ではコロンビア、セネガル戦とかなりの差があったことは事実。
ここから始まる決勝ラウンドは、負けたら終わりの一発勝負であり、強豪ひしめくなかで少ないチャンスをモノにしていかなければならない。指揮官は「ピッチのどこかにチャンスが落ちていると思うので、それを全員で拾っていきたい。日本は化学反応を起こして戦ってきました。チーム、選手一丸となってその力を生み出したい」と強い意気込みを表していた。
勝てば日本サッカー史上初のベスト8入りが決まる西野ジャパン。先発メンバーはグループリーグ初戦のコロンビア戦、第2節のセネガル戦と同じベストメンバーで臨む。GKに川島永嗣、最終ラインに吉田麻也と昌子源の屈強センターバックコンビ、長友佑都と酒井宏樹がサイドバックに入り、中盤はキャプテンの長谷部誠と柴崎岳がボランチを組み、2列目は右にハードワーカーの原口元気、左に今大会1ゴール1アシストの乾貴士、トップ下に香川真司が入り、1トップに大迫勇也を配置する4-2-3-1で臨むものとみられる。
1998年に初出場したフランスW杯から20年。苦節十年を経て新たな歴史を作る機会が訪れた。西野ジャパンが一枚岩で歴史的快挙を達成すべくいよいよ出陣。日本中が注目する一戦は日本時間3日3時にキックオフを迎える。
【日本代表 スターティングメンバー】
GK
1 川島永嗣(メス/フランス)
DF
3 昌子源(鹿島アントラーズ)
5 長友佑都(ガラタサライ/トルコ)
19 酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
22 吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
MF
7 柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)
8 原口元気(ハノーファー/ドイツ)
10 香川真司(ドルトムント/ドイツ)
14 乾貴士(ベティス/スペイン)
17 長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
FW
15 大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)
【日本代表 控えメンバー】
GK
12 東口順昭(ガンバ大阪)
23 中村航輔(柏レイソル)
DF
2 植田直通(鹿島アントラーズ)
6 遠藤航(浦和レッズ)
20 槙野智章(浦和レッズ)
21 酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
MF
4 本田圭佑(パチューカ/メキシコ)
11 宇佐美貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)
16 山口蛍(セレッソ大阪)
18 大島僚太(川崎フロンターレ)
FW
9 岡崎慎司(レスター/イングランド)
13 武藤嘉紀(マインツ/ドイツ)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180703-00010001-goal-socc
【ベルギー代表 スターティングメンバー】
GK
1 ティボー・クルトゥワ(チェルシー/イングランド)
DF
2 トビー・アルデルヴァイレルト(トッテナム/イングランド)
4 ヴァンサン・コンパニ(マンチェスター・C/イングランド)
5 ヤン・ヴェルトンゲン(トッテナム/イングランド)
MF
6 アクセル・ヴィツェル(天津権健/中国)
7 ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・C/イングランド)
11 ヤニック・フェレイラ・カラスコ(大連一方/中国)
15 トーマス・ムニエ(パリ・サンジェルマン/フランス)
FW
9 ロメル・ルカク(マンチェスター・U/イングランド)
10 エデン・アザール(チェルシー/イングランド)
14 ドリース・メルテンス(ナポリ/イタリア)
【ベルギー代表 控えメンバー】
GK
12 シモン・ミニョレ(リヴァプール/イングランド)
13 コーエン・カステールス(ヴォルフスブルク/ドイツ)
DF
3 トマス・ヴェルマーレン(バルセロナ/スペイン)
20 デドリック・ボヤタ(セルティック/スコットランド)
23 レアンデル・デンドンケル(アンデルレヒト)
MF
8 マルアン・フェライニ(マンチェスター・U/イングランド)
16 トルガン・アザール(ボルシアMG/ドイツ)
17 ユーリ・ティーレマンス(モナコ/フランス)
19 ムサ・デンベレ(トッテナム/イングランド)
22 ナセル・シャドリ(ウェスト・ブロムウィッチ/イングランド)
FW
18 アドナン・ヤヌザイ(レアル・ソシエダ/スペイン)
21 ミヒー・バチュアイ(ドルトムント/イングランド)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180703-00010002-goal-socc
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日本にとっては2010年以来、三度目となるノックアウトステージでの戦いがいよいよ始まる。
対戦相手のベルギーは、優勝候補の筆頭と目されるブラジルに匹敵するほどの充実の戦力を誇り、世界ランキングは3位。「2強2弱」の様相を呈したグループステージの戦いでは、32チーム中最多の9得点を奪って3連勝を達成しており、ハマった時の攻撃力は世界トップクラスといえる。日本としては、まずは守備に軸足を置いて相手の猛攻をしのぐことが大切だが、最も注意すべきはエデン・アザール。2試合の出場で10回のファウルを受けているドリブラーに対し、危険なエリアでファウルを与えれば、セットプレーからピンチを迎えることは想像に難くない。ディフェンスでは常に数的優位を保ちながら慎重に対応することが重要だ。
ただ、ベルギーにも穴はある。攻撃的なウイングバックを両サイドに配置したシステムは「もろ刃の剣」でもあり、両翼が守備に追われる際には途端に機能不全に陥るケースは少なくない。長友佑都と乾貴士の左サイドを起点に相手を押し込み、会心のゴールを奪えるか。史上初のベスト8入りを目指し、新たな歴史を作るための「ジャイアントキリング」を狙う。
https://russia2018.yahoo.co.jp/game/score/2018070202/
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