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ブラジルの1強と目されるグループEにあって、2位を確保できるのはどの国か。スイスを含めて三つどもえの争いを繰り広げるであろう、コスタリカとセルビアがサマーラアリーナで激突する。

4年前の再現を狙うコスタリカは、主力の顔触れにほとんど変化がなく、経験豊富な陣容がそろう。ただ、これは若手の突き上げがなく、戦術的な上積みに乏しいことの裏返しであり、現実的には厳しい戦いを強いられるのは想像に難くない。完全なアウトサイダーとして臨んだ前回大会とは異なり、そのスタイルはすでに世界中に知られている。対策を施してきた相手に対してどこまでやれるのか、初戦の戦い方に注目したい。

組織力のある相手に対して、セルビアの強みは各ポジションにそろうタレント陣。中盤でかじを取るネマニャ・マティッチを筆頭に各国がうらやむほどの人材を誇る。ただ、旧ユーゴスラビア時代から伝統的に個人能力に任せたスタンドプレーに走るきらいがあり、それは現代表においても変わらず。第一の目標である分離独立後初のグループステージ突破のためには、ムラデン・クルスタイッチ監督がいかにチームに秩序をもたらせるかが重要になる。

https://russia2018.yahoo.co.jp/game/score/2018061706/

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