1: サムライ 2017/09/24(日) 12:25:17.12 ID:CAP_USER9
ロシアW杯最終予選の日本代表、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は試合ごとに陣容を入れ替える采配を見せた。その中で唯一フルタイム出場を果たしたのが吉田麻也だった。

 初戦のUAE戦で警告を受けながら、最終戦のサウジアラビア戦まで2枚目の警告を受けず、長谷部誠不在時にはキャプテンマークを巻き、最終予選のMVPに名を挙げる識者も多い。

 29歳にして充実の時を迎える吉田。そこで、プレミアリーグなど国内外の試合を数多く解説する戸田和幸氏に、その成長ぶりについて語ってもらった。

■センターバックとしてのトータルバランスが高い。

――今回は「センターバック吉田麻也」という選手の能力を正しく評価したい、というテーマでお話ししていただこうと思っています。まず根本的なところなのですが、彼のセンターバックとしての特徴から教えていただけますか?

「プレミアリーグのセンターバックと言えば、少し前で言うとリオ・ファーディナンドやジョン・テリー、現在ではストーンズ、コンパニ、アルデルヴァイレルトなどが代表的な存在だと思いますが、吉田選手も彼らと同じくトータルバランスに優れたセンターバックだと見ています。

 身長189cmは日本人としては非常に大きいですが、イングランドではそのサイズがCBとしてのスタンダードとなるので彼の高さ自体が大きな特徴にはなりませんがジャンプのタイミングや落下地点の予測が良いので空中戦にも存在感を見せています。

 スピードに関しては、昨シーズン途中にスプリントのスピードが速くなったとのニュースもありましたが確かに最初の10m、それから反転する動きとその後の足の運びは確実によくなってきると感じます。

 またセンターバックとしてはプラスアルファの要素になりますが後方から安定した配球ができるのも彼の強みです。

 もしセンターバックとしての能力を数値化して図形で表すならば、日本のセンターバックの中では最もバランスの取れた尚且つそのサイズが大きなその選手だと思います。

 そして地道なトレーニングやレギュラーとして出場し続けてきた事でその面積が少しずつ広がってきた印象です。

 インターナショナルレベルにおいて図抜けた身体能力を持ったCBではありませんが、それを正しく理解した上で頭を使ってプレーすることが出来ています」

つづく

2017/09/18 09:00 number.bunshun.jp
http://number.bunshun.jp/articles/-/828889
27
 


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2: サムライ 2017/09/24(日) 12:26:10.28 ID:CAP_USER9
本人も「難しいことをしすぎない」と。

――今年に入ってから、吉田選手のサウサンプトンでのプレーパフォーマンスが急激に上がってきた印象を受けます。戸田さんの目にはどう映っていましたか?

「身体的なビルドアップ含め、コンスタントに試合に出られなかった時期に地道に積み上げてきた努力が、前主将のフォンテが移籍したタイミングで訪れたチャンスを掴みにいった時に、一気に花開きはじめたというところでしょうか。

 何よりもリーグ戦にコンスタントに出場できるようになって「自分は出来る」というそれまで内に秘めていた思いを、しっかりとピッチの上で証明した事で得られた大きな自信と評価が彼を変えたのだと思います。

 昨シーズンの序盤戦は基本カップ戦要員でした。その中で冬にチャンスを掴むことに成功しましたが、当初ファン・ダイクとセンターバックを組んでいた時は、圧倒的な個人能力で存在感を示すパートナーに対し吉田選手はフォロワーとしての役割を担っていました。

 そのファンダイクがしばらくして怪我をして以降、彼が最終ラインのリーダーと変わっていく事になりましたがその辺りが彼が一皮むける事に繋がった、変化したタイミングだったのではないかと思います。

 ウェストハムに移籍したフォンテからは移籍をする時に『これからは今までよりもっとマヤがリーダーシップを取っていくんだよ』と言われたそうです。それだけ吉田選手が選手達から信頼を得ていたという事だと思いますし、今年1月に現地で話を聞かせてもらった時に見せてもらったのですが、クラブの公認マガジンの表紙に吉田選手が選ばれ彼のロングインタビューが掲載されていました。そういった扱いを受けている点でも、現地での評価と信頼が上がっているのだなと強く感じました」

――吉田選手は現地メディアの取材で英語で応えていますよね。そういった部分も評価にあるのかもしれません。

「きちんとした英語を使いこなせますし、言葉を生かす為のコミュニケーション能力も高いと思います。

 またリーダーとしての自覚みたいなものも芽生えつつ無理にそう振舞おうとはしていない、自然体なところも今の評価に繋がっているのだと感じます。

 その中でもピッチの上では味方に対し厳しく要求する姿も見られるようになり、それまでには見られなかった自信や風格が少しづつ出てきていますし、ファンダイクが怪我をしたことによりセンターバックを組むパートナーがスティーブンス(23歳)に変わったところからは“オレがやらないと”という引っ張っていく側としての責任と自覚が出てきた。フォロワーからリーダーに変わった事で新たなフェーズに入り始めたタイミングだったのではないでしょうか。

 当初はやや不安定で心許ない感もあったセンターバックコンビでしたが、このチャンスは絶対に逃さないという吉田選手の思いの強さとパフォーマンスの高さ、そしてスティーブンスの成長もありリーグカップはファイナルまで進出するという結果も残し素晴らしいシーズン後半となりましたね」

――29歳の誕生日に3年間の契約延長をつかんだというのも、信頼の証拠ですよね。

「そのクラブに加入しただけでなく働きを評価されて契約を延長したわけですから、これはもう素晴らしいの一言です。

 冒頭に吉田選手はセンターバックとしての総合力に優れているという話をしましたが、とは言えイングランドのセンターバックに求められるのは“守ってなんぼ”という事です。

 これはイングランドに限った話ではありませんが、海の向こうの世界においてセンターバックに何より求められているのは、相手のストライカーを止めること。

 とにかく止めることです。

 ですから彼自身もセーフティーファーストで難しいことをしすぎないように意識をしている、と話してくれましたし、実際の試合を見ていても繋ぎたいけども繋げなかったら……という場面ではあえてシンプルにクリアをするといった迷いのないはっきりとしたプレーを選択する判断を下すようになっています」

つづく

3: サムライ 2017/09/24(日) 12:26:35.42 ID:CAP_USER9
■アグエロ、サンチェスを止めれば評価は突き抜ける。

――昨季はリーグカップ決勝でマンチェスター・ユナイテッドと対戦。イブラヒモビッチとのマッチアップで渡り合う場面もありました。

「相手ストライカーに対して臆することなく正しいタイミングでコンタクト出来るようになってきたし、チャレンジするべきかする格好を見せて下がるかといった判断も洗練されてきましたが、頭で考えて理解出来ていることをピッチ上でその通りに実践できるようになってきたのだと思います。またサウサンプトンというチームはガッビアディーニやタディッチ、ロング、セドリックにバートランドなど一流の選手は揃っていますが所謂スーパーな選手はいません。

 ですからプレミアリーグの中ではあくまでもグループとして闘っているチームです。

 そういう意味ではサウサンプトンというチームが持つグループで闘うというチームスタイルに於いてセンターバックに求められる役割としてはパス出しの能力、前線と中盤のプレスに連動したポジショニングや戦術的なコーチングといった要素が必要となりますがそれは吉田選手の持つ能力に非常に合致していると思います。

 これが例えばイングリッシュスタイルが色濃く残っているレスターやバーンリー、または基本劣勢を強いられる昇格組といったクラブになるとセンターバックに求められる仕事は強靭なフィジカルを持った上で来たボールを跳ね返すことが主な仕事になってきますので仕事の内容は大きく変わります」

――とはいえ、プレミアではマッチアップするストライカーも世界有数の選手たちです。どうしてその中で吉田選手は戦えているんですか?

「例えば第2節のウェストハム戦、後半29分のシーンが象徴的です。左サイドのクレスウェルから入ったクロスを、スティーブンスと吉田選手の間に入り込んだサコにヘディングされ、バーに当たったボールをチチャリートに押し込まれて同点ゴールを決められました。あの状況で吉田選手は展開された状況に対してしっかりスライドしつつサコの事も意識出来ていましたが、それ以上にクレスウェルのクロスのタイミングが少しだけ早くまた質が高かった。展開に対する予測と反応が出来ていてポジショニングもほぼパーフェクトに取れていてもそのほんの少しの遅れやズレが失点に繋がってしまう。それが世界のトップレベルのサッカーだと言えますし、吉田選手が生きている世界の日常だと思います。

 たったワンステップ、ほんの少し体の向きを間違ってしまったらやられてしまう、これは以前本人から直接聞いた言葉ですがその世界にいる者だからこその説得力がありました。

 例に挙げた試合ではその一瞬を突かれてしまいましたが、そういったレベルのやり取りを日常的に経験できているのは日本人センターバックでは彼一人だけですし、その極めて高いレベルの闘いにおいて着実に成果を挙げられるようになってきたからこそ、3年間の契約延長や8月のクラブ月間MVPに選ばれるといった結果が出ているのだと思います。

 これは他のなにを持ってしても補う事が出来ない絶対的な事実であり、世界トップレベルのせめぎ合いの中、彼はまさに生きた経験を日々積み重ねているのです。

 そしてそのウエストハム戦では失点した後、終盤には攻撃参加をして自らがPKを獲得するなど最終的にチームを勝利に導いた。

 センターバックとしてのパフォーマンスだけでなく、逆境に対するメンタル面でのたくましさも感じる事が出来ました」

写真
http://number.ismcdn.jp/mwimgs/1/c/-/img_1c6865d03747acb5128131258c1a733a84792.jpg

5: サムライ 2017/09/24(日) 12:27:22.24 ID:UkFRgsjF0
しかしやらかす

7: サムライ 2017/09/24(日) 12:31:27.67 ID:l1gaBaUp0
戸田監督やんないの?
かなり知的なんだが

59: サムライ 2017/09/24(日) 14:05:51.95 ID:SO5EU/Tf0
>>7
やりたがってると思うよ
でも本人は頭の構想はあるがそれを選手に実行させるモチベーティングがまだ分からない
みたいな事なんかで言ってたな

12: サムライ 2017/09/24(日) 12:36:59.36 ID:EJi48kZ20
センターバックで唯一の海外組レギュラー
これはかつてメキシコの最終ラインを統率したマルケス、ロドリゲスを彷彿とさせる存在感

14: サムライ 2017/09/24(日) 12:38:38.63 ID:dHplaZlz0
植田や中谷の方が上だろ
機動力が違いすぎる

21: サムライ 2017/09/24(日) 12:45:53.46 ID:WMbEoikk0
>>14
吉田>昌子>三浦>植田>中谷だな。

22: サムライ 2017/09/24(日) 12:47:14.09 ID:fmV3VB3t0
歴代ではどれぐらい?

32: サムライ 2017/09/24(日) 13:30:24.93 ID:EWbp7xch0
>>22
歴代最強

24: サムライ 2017/09/24(日) 13:02:27.65 ID:6OuVNUaFO
戸田の番組おもろいよ

27: サムライ 2017/09/24(日) 13:19:32.76 ID:nzgJ6/v70
そりゃそうだ
じゃなきゃプレミアで5シーズン以上も戦えんわ

36: サムライ 2017/09/24(日) 13:34:48.69 ID:CkAvHbJD0
代表Aマッチ通算
吉田麻也77試合10ゴール
大久保嘉人60試合6ゴール

46: サムライ 2017/09/24(日) 13:44:38.49 ID:qTnD8kYn0
>>36
吉田の得点力wwwwwwwwww

144: サムライ 2017/09/24(日) 20:24:40.04 ID:6r9SU0W90
>>36
大久保闘莉王中澤時代ってセットプレー蹴るの中村俊輔だったからな
今も中村俊輔いたら吉田はもっと点を取れてるし
取れてない大久保がおかしい

37: サムライ 2017/09/24(日) 13:35:34.55 ID:W1CYkOVx0
どうみても中澤闘莉王の方が上

42: サムライ 2017/09/24(日) 13:38:24.58 ID:9ErcfZ+w0
>>37
代表しか見てなさそう

87: サムライ 2017/09/24(日) 15:11:57.11 ID:wo7skhLQ0
>>37
中澤と釣男は
すぐラインを下げまくるから
オーストラリアとかにやられまくった印象が大

41: サムライ 2017/09/24(日) 13:37:54.61 ID:06mraKmmO
DF長友佑都
DF吉田麻也
DF鈴木大輔
DF酒井宏樹
控え
DF槙野智章
DF昌子源
DF植田直通
DF酒井高徳
でいいよ。

72: サムライ 2017/09/24(日) 14:21:15.17 ID:+McsWMz20
>>41
見てないから何とも言えないけど鈴木っていまどうなってんの?
そう書くってことは結構やれてるんだろうけど

55: サムライ 2017/09/24(日) 13:57:54.54 ID:xQI3Ewdh0
精神面もかなり強いべ
まあ引っ張て行くタイプではないけどなw
ただ責任感が強すぎる側面はあるかなぁ

海外でやって行くのにはメンタル面が強く無いと無理

58: サムライ 2017/09/24(日) 14:05:27.70 ID:ZoK9xDdV0
致命的なミスなんて世界最高のCBでも結構な頻度でするのに
ミスゼロじゃないと駄目っていう人間ではできない理想を
代表厨は持ってるからな頭おかしい

W杯優勝のドイツ代表CBフンメルスの9/17のプレー
33秒~
https://www.youtube.com/watch?v=ZWTdteaJAX0


100: サムライ 2017/09/24(日) 15:48:46.46 ID:pUmleGQD0
>>58
フンメルスは多いよな
球捌けるから尚更球離れ悪くなったりする
いいパスも出すんだが

63: サムライ 2017/09/24(日) 14:10:18.34 ID:EldC2N5s0
歴代ナンバーワンなのになぜかそんな感じがしないのは何故なんだろう

74: サムライ 2017/09/24(日) 14:24:46.08 ID:zXNTJ1M+0
>>63
わかりやすい武器がないのと
本人から闘志みたいなものを感じないからじゃないか?
秋田、中澤、釣男みたいな系譜とは明らかに違うからな

69: サムライ 2017/09/24(日) 14:19:03.41 ID:e+KVSozA0
戸田の解説分かりやすすぎだわ

73: サムライ 2017/09/24(日) 14:21:45.39 ID:0UpNmQhM0
今期好調のスター軍団マンU戦でもけっこう余裕こいてたもんな
攻撃陣不発で負けたけど

77: サムライ 2017/09/24(日) 14:34:37.61 ID:Ste1DnHC0
戸田はマトモに評価するからいいね
ザックジャパンでは一番、内田を評価していた
ハリルジャパンとプレミアでのプレーで、ちゃんと吉田も評価

遠藤と今野がミスって、吉田と川島の最後の連携ミスで失点したら後者を責めてる馬鹿が多くて呆れるわ
やっぱ内田や吉田みたいな選手がチームへの貢献大きいって理解してるからいいね

81: サムライ 2017/09/24(日) 15:00:29.50 ID:OikxZatb0
やらかさないCBいるの?

あたま弱いとおもう

85: サムライ 2017/09/24(日) 15:04:17.16 ID:Ste1DnHC0
>>81
CBってかDFの内田を評価する際に、守備しない選手はゴール前でミスしないって切り捨ててたな
内田はちゃんと最後まで守備するから失点シーンにもよく映ると
そういう選手が必要と
あとは思い出補正の選手や、プレーしてない選手とかかな

95: サムライ 2017/09/24(日) 15:30:24.34 ID:mgxO/aTI0
プレミアで通用するって日本人CBってだけですげぇわ

引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1506223517/0-


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