米子北と阪南大高がプレミア初参戦

　高校・ユース年代の最高峰の舞台、高円宮杯U-18サッカーリーグ。先日、青森山田がチャンピオンシップを制して真の日本一に輝き、熾烈を極めたプレミアリーグとプリンスリーグの参入戦も終了（四国地域のみ２月に開催）。2017年シーズンの各リーグにエントリーするチームが、ほぼ固まった。
　
　プレミアリーグEASTは最後まで激しい優勝争いを演じた青森山田とFC東京U-18の２チームが来季も軸だ。参入戦からの昇格を決めた浦和レッズユースなど10チーム中８チームと、Ｊクラブの下部組織が幅を利かせている。地理的条件により、2016年はWESTで戦った京都サンガU-18がEASTにエントリーされる予定だ。かたやWESTは、圧倒的な強さを誇ったサンフレッチェ広島ユースに待ったをかけるチームが現われるか。ガンバ大阪ユース、セレッソ大阪U-18、東福岡らの巻き返しに注目だ。こちらは米子北と阪南大高の２チームがプレミア初参戦を決めている。
　
　両リーグの2017年エントリー予定チームは以下の通り（カッコ内の順位は2016年シーズンのもの）。
　
2017プレミアリーグEAST
【エントリー予定チーム】
青森山田（青森／1位）
FC東京U-18（東京／2位）
市立船橋（千葉／3位）
大宮アルディージャユース（埼玉／4位）
横浜Ｆ・マリノスユース（神奈川／5位）
清水エスパルスユース（静岡／6位）
京都サンガU-18（京都／WEST 6位）
柏レイソルU-18（千葉／7位）
鹿島アントラーズユース（茨城／8位）
浦和レッズユース（埼玉／昇格）
　
　
2017プレミアリーグWEST
【エントリー予定チーム】
サンフレッチェ広島ユース（広島／1位）
セレッソ大阪U-18（大阪／2位）
ヴィッセル神戸U-18（兵庫／3位）
東福岡（福岡／4位）
ガンバ大阪ユース（大阪／5位）
神戸弘陵（兵庫／7位）
大津（熊本／8位）
阪南大高（大阪／昇格）
米子北（鳥取／昇格）
アビスパ福岡U-18（福岡／昇格）

プリンス北信越は新潟勢が最大７枠を確保

　プレミアリーグ参入戦の結果を受けて、全国９地域のプリンスリーグの昇格枠が確定。先週末には各地で参入戦が開催され、様々なドラマを生んだ。
　
　超が付くハイレベルのプリンスリーグ関東は、インターハイ準優勝の流経大柏がプレミアから降格となり、桐光学園、東京ヴェルディユース、川﨑フロンターレU-18など強豪がひしめく。ここに、昇格組のジェフ千葉U-18と鹿島学園が加わり、来季は戦国模様にさらなる拍車がかかりそうだ。
　
　プリンスリーグ北信越はプレミア降格のアルビレックス新潟U-18と昇格の日本文理が新たに組み込まれ、10チーム中、新潟勢が７チームという構図に。近年における同県のレベルアップを如実に物語る結果となっている。Ｊユースカップで４強進出と快進撃を見せた松本山雅U-18（長野）は、参入戦決勝でその日本文理に０－１で惜敗。悲願の初昇格は来季に持ち越された。
　
　
2017プリンスリーグ北海道
【エントリー予定チーム】
コンサドーレ札幌U-18（1位）
北海（2位）
旭川実（3位）
札幌大谷（4位）
帯広北（5位）
北海道大谷室蘭（6位）
東海大札幌（昇格）
札幌日大（昇格）
　
　
2017プリンスリーグ東北
【エントリー予定チーム】
ベガルタ仙台ユース（宮城／1位）
尚志（福島／2位）
青森山田セカンド（青森／3位）
モンテディオ山形ユース（山形／4位）
盛岡商（岩手／5位）
遠野（岩手／6位）
仙台育英（宮城／7位）
東北（宮城／昇格）
山形中央（山形／昇格）
聖光学院（福島／昇格）
　
　
2017プリンスリーグ関東
【エントリー予定チーム】
流経大柏（千葉／降格）
桐光学園（神奈川／2位）
東京ヴェルディユース（東京／3位）
川崎フロンターレU-18（神奈川／4位）・
三菱養和SCユース（東京／5位）
横浜FCユース（神奈川／6位）
山梨学院（山梨／7位）
前橋育英（群馬／8位）
ジェフ千葉U-18（千葉／昇格）
鹿島学園（茨城／昇格）
　
2017プリンスリーグ北信越
【エントリー予定チーム】
アルビレックス新潟U-18（新潟／降格）
新潟明訓（新潟／1位）
帝京長岡（新潟／2位）
星稜（石川／3位）
富山一（富山／4位）
新潟西（新潟／5位）
鵬学園（石川／6位）
長岡向陵（新潟／7位）
北越（新潟／8位）
日本文理（新潟／昇格）