1: 名無しのSamurai
ドルト新監督トゥヘルを直撃「香川を全力でサポートしたい」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150712-00000015-nkgendai-socc
 日本代表FW香川真司(26)が所属するドイツ1部ドルトムントが、アジアツアーの一環として来日。7日に川崎フロンターレを6―0で、9日にはマレーシアに移動してサザン・タイガースを6―1で下し、圧倒的な強さを見せた。就任したばかりのトーマス・トゥヘル監督にアジアツアー2戦3発と爆発した香川について直撃。かつての愛弟子・日本代表FW岡崎慎司(29)についても振り返ってもらった。

「真司のような押しも押されもせぬトップ選手がいることに対して喜びを感じている。彼には特別な質の高さがある。再び最高レべルに到達できるように全力でサポートしていきたい」

 川崎戦後、こう話してくれた41歳の青年監督は、09~14年の5年シーズンを1部マインツで采配を振った。13-14年シーズンには岡崎(6月に英プレミアリーグ・レスター移籍)を最前線に固定。シーズン15得点へと導いた。

「シュツットガルトにいた時から、慎司が日本の有能なFWだと知っていた。マインツ移籍当初は守備面を重視して左サイドで使ったが、ゴールまでの距離が遠すぎた。そこで前に置くと点取り屋の経験を生かして、ゴールを量産するようになった」と愛弟子の成功要因を語ってくれたことがある。岡崎と仕事をした経験から、日本人には好印象を抱いている様子だ。

「慎司とは密接な関係を築いた。彼は何かを教えたら、それ以上のものを私に返してくれた。イングランドでも、ぜひ成功して欲しい。真司やミツ(ドルトムントMF丸岡満)もそうだが、日本人はオープンな性格で野心もある。目標を明確に定め、勤勉に、そして規律正しく取り組んでいく」と高く評価している。

 14年の2月だった。アポなしでマインツを訪問し、その場で英語での取材を申し入れた際、笑みを浮かべて「流暢に話すのは難しいが……」と言いながら丁寧に対応してくれた。川崎戦の前日、1年半ぶりに声をかけると「おぉ! 久しぶりだな」とうれしそうに対応してくれた。こういったフレンドリーな人柄も彼の魅力といえる。

 その半面、一度逆鱗に触れたら、手をつけられないところがある。マインツが勝ち星から見放されていた13年の秋ごろ、とにかく選手たちを怒鳴りまくっていたという。

 当時、岡崎から「高校サッカーみたい」と聞かされたことがある。

「ミーティングでは、監督が言いたいことを全部まくしたてた後、選手に(意見があれば)聞くという感じ。まるで高校サッカーみたいでした。監督のネガティブな怒り方にビビっていた選手もいた。怒る時はとにかく物凄い。しかし、そんな態度を取るのも、選手側のリアクションを期待してのこと。監督の真意が分かり、自分自身はトゥヘルさんを良い監督だなと思いましたね」

 ピッチの上でも、選手が少しでも意図した通りに動かないと感情をむき出しにする。川崎戦の前半、主導権を握られた時間帯で指揮官は頭を抱えたり、オーバーアクションで指示したりと“素”の姿が垣間見えた。 

 思うに「トゥヘル監督の緻密さと感情の起伏の激しさ」は、日本代表のハリルホジッチ監督と共通した部分がある。

 日本人選手は「高校の部活」のような環境を素直に受け入れ、黙々と取り組むタイプが多い。しかし、ドイツ代表MFロイスやガボン代表FWオーバメヤンらエリート選手たちは果たしてどうだろうか? ハリルホジッチ監督が、フランス時代に選手とやり合ったように、トゥヘル監督率いるドルトムントでもひと波乱起きるかもしれない。

 既成概念にとらわれないトゥヘル監督は、たとえばピッチの形を変えながら練習をやったり、斬新なアプローチで強化していく。松本山雅の反町康治監督や湘南のチョウ・キジェ監督ら信奉者はJリーグにも多い。岡崎を欧州を代表するストライカーに育てた手腕で香川をどこまでレベルアップしてくれるのか、今後の動向が大いに気になる。
(聞き手・構成=元川悦子・サッカージャーナリスト)

日刊ゲンダイ 7月12日(日)9時26分配信
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