1: 名無しのSamurai
代えのきかない選手となっている内田篤人 シャルケは後半戦白星スタート
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/eusoccer/1415/columndtl/201502010005-spnavi

リード後は守備に意識を傾ける

 長いウインターブレークが明けて、ブンデスリーガの後半戦が始まった。シャルケ04は1月31日、ホームでハノーファー96を1-0で下し、順位を1つ上げて暫定で4位に浮上。チャンピオンズリーグ出場権獲得圏内に入った。

 キックオフから15分間はハノーファー、前半残り30分間はシャルケ、後半はハノーファーが試合のイニシアチブを握る、攻守交代のハッキリした試合だった。シャルケは攻勢の時間帯だった32分に、CKの二次攻撃からマルコ・ヘーガーがゴールを奪って、これが決勝点となった。

 スタッツによれば内田篤人のシュートは、この日1本。18分、CKのこぼれ球をミドルで狙ったものの、大きく上へ外していた。

「(右ウイングバックを務め)ポジションが1個前だったのでね、ああいうシーンは増えてくる。最低、枠内に飛ばすようにしたい」と内田は苦笑まじりに振り返った。

 しかし、内田によれば、もう1本シュートを放っていたという。14分、右サイドから内田が低く強く蹴ったボールは、ゴールラインとほぼ並行に飛んだため、観客席から見ているとクラース・ヤン・フンテラールへのクロスにしか思えなかった。

「何せ今までゴールを守る仕事をしてたもんで、もうちょっとシュートの練習をしなきゃだめだなと。(14分のシーンは)あれはシュート。ああいうところは俺、サイドバック(SB)なんだよな」

 この14分から、センターFWのフンテラールにパスを通し、そのままフンテラールを追い越してペナルティーエリア内まで走り込んだ23分までが、内田が積極果敢に攻めていった時間帯だった。シャルケがゴールを奪ってからの内田は、単発で攻撃に絡んだものの、ほとんどの意識は守備に傾いた。
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2: 名無しのSamurai
「ひざはもう良くならない」

 ハノーファーのレオナルド・ビッデンコートとマッチアップすることが多かった内田は、ルーズボールの競り合いに手を焼いたが、ドリブル突破は許さなかった。ハノーファーは後半半ばからビッデンコートに加え、SBのミーコ・アルボルノズの攻撃参加も交え、内田のいるサイドを執拗に突いた。内田にとっては苦しい時間帯に思われたが、「1点取っていたので前に行かなかった分、そんなにキツくない。だって後半、俺は全然前に行ってない。1-0で勝ってるし、そのまま終わらせれば良い。DFだけしてれば良かった」と事もなげに言う。

「相手が攻撃に必死に出てくる時間帯は、これまで何回もやってきたし、別にプレーしながら一息付いている時もあったから大丈夫です。(68分から出場した)清武(弘嗣)がもう少し早く入ってきたら危なかったかな。散らしたり真ん中突いてきたりね、嫌らしいプレーをしていた。セットプレーも怖いし、アイツが前半最初から入っていたら怖かったかなと思いますけど」
 
 清武が入ってからハノーファーは攻撃のテンポを上げ、右SBの酒井宏樹も高い位置を取ってクロスを狙った。さらに85分にはシャルケのフンテラールが退場になるアクシデントもあったが、スコアは動かなかった。今季のシャルケはパスをつなげず、カオスのようなサッカーをしても、割り切って守備に専念し逃げ切ってしまう試合を何度もこなしてきた。相手チームにとっては「シャルケに疲れが見えた後半、我々はスペースもチャンスも手にしていた。それなのに勝ち点なしで帰らなければいけないのは悔しい」とハノーファーのタイフン・コルクト監督が語ったように、「うちのチームの方が良いサッカーをしていたのに……」と憤まんやる方ない思いをさせるのが、勝つ時のシャルケである。

 右ひざの懸念からアジアカップ招集を辞退した内田は、今も「ひざはもう良くならない。休んで治るけがじゃないからね。付き合ってやっていくしかない」という状態だ。守備力が付き、シャルケでは代えのきかない選手となった内田だけに、なかなかターンオーバーの対象とならないのが気掛かりである。


中田徹 2015年2月1日 19:30

3: 名無しのSamurai



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